【活動報告】小児はりジャパンツアーの皆さんがご来院されました


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小児はりジャパンツアー(Pediatric Acupuncture Japan Tour)について

小児はりジャパンツアーはハワイ州のマウイ島で治療院をされているフリーマン由美子先生の主催で2017年から開始されたプログラムです。アメリカ,インドネシア,カナダ,ギリシア,フィリピンなど,世界中から鍼灸師をはじめ,小児科医など医療に関わる様々な分野の方が参加をされています。5回目となる本年は,アメリカ,カナダ,フィリピンから6名の方が参加されました。当院は,フリーマン由美子先生の活動方針に賛同させていただき,例年このジャパンツアーの一部に参加させていただいております。去る5月17日水曜日に臨床実習(治療体験)と吉田勉所長の講義を行わせていただきましたので,この記事でその様子をお伝えいたします。

治療体験の様子

本年は,当院の吉田所長と水曜日責任者の渡辺の治療をツアー参加者の皆さんに体験していただきました。東洋医学的経絡治療は海外の方には馴染みがないようで,みなさん興味津々。問診で症状を伺い,経絡に沿って切診(脈診,腹診,触診)を行います。体に触れただけで症状やその人の持つ性質を当てていくので,参加者の方は驚かれていました。通訳の先生を介して,たくさん質問されています。

「勢いよく鍼を抜くのはなぜですか?」
-「気(qi)が漏れないように,鍼を刺したところを素早く閉じるためです。」(下の写真)

「今使っている道具は何ですか?」
-「ラッパ鍼とよばれる鍉鍼(ささない鍼,接触鍼の一種)です。熱を取るために使用します。」(下の写真)

「治療すべきところをどのようにして探すのですか?」
-吉田所長「磁石を用いて,反応の良い経穴(ツボ)を見極めます。」(下の写真,足首付近に磁石を貼り反応を確かめています)

この後,所長が対応させていただいたこの方の症状は「口内炎」。治療後には唾液の分泌が活発になって,痛みがなくなったとのこと。日本滞在で食事が大きく変わったことが原因にあったようです。

みなさんに喜んでいただけた充実した時間となりました。参加者の皆さんは,日本から遠く離れた場所からわざわざお越ししいただいていますので,お腹の冷えや頸肩腕部の緊張などが多く見られましたが,「楽になった!」と言っていただけて安心いたしました。

フリーマン由美子先生,鳴島友理先生をはじめ,遠くからお越しくださったツアー参加者の皆様,ありがとうございました。

杉山鍼按治療所にぜひお越しください

杉山鍼按治療所は,JR両国駅(国技館出口)から徒歩7分,地下鉄森下駅(A5出口)から徒歩7分にある治療院です。鍼灸あんまマッサージの治療を提供しております。

治療院は江島杉山神社内にあり,緑に囲まれた気持ちの良い空間になっております。みなさんのご来院を心よりお待ちしております。

ご予約の方はお電話ください。03-3634-1055